《人格磨き》易経の教えで人生に”徳”を。その2

 

こんにちは。

易経で自分磨きシリーズ(その1)からの続きです。

人生でとても大事な9つの徳は

その1では、履(歩み方や態度)

・謙(謙虚な姿勢)と学びました。

そして、ここから3つの徳を

シェアさせていただきますね。


易経の教え3つ目:復(ふく)は徳の本

 

3つ目の人徳は復(ふく)です。

易経では、復が徳の本だと教えられています。

今度は「復」ですね。
何となくですが、imageつきます。

易経では、易経24番 地雷復(ちらいふく)

で表現されています。

徳の本という事は、

これが一番大事・大本という事です。

 

この復というのは、

繰り返し繰り返しやっていく事です。

最初は、面倒だな……など

慢心な気持ちも出てきます。

人間は、現状維持機能が存在しており、

変わろうとすると、同時に変わりたくない

という力が働く生き物です。

せっかく自分が習得しようとした事でも、

自分が意識するのとしないのとでは、

一時的に覚え込んだ知識や技術になってしまい、

「付け焼き刃の知識」状態になってしまいます。

これだと、非常に勿体ないです。

その為には、他の人に同じ事を聞いても、

面倒など慢心な気持ちが出てきても、

新たな気持ちの姿勢を意識してみて下さい。

常に新しい目で見る事ができて、

そこに自分なりの発見をすることが出来ます。

復は繰り返しする事……と言いましたが、

常に新たな気持ちで謙虚な姿勢を意識していると

自然と学ぶ姿勢になっているのです。

そして、毎日同じ事は起きませんし、

過去の事は終わった事です。

物事には”絶対”という言葉は存在しません。

”相対的”常に変わっていくものだと、捉えておきましょう。

そうすれば、自然と新しい気持ちになり、

繰り返しする!と意気込まなくても、

磨かれていくと感じています。

・履(言い方や歩み方)

・謙(謙虚な姿勢)

・そして、復(新しい気持ちを意識しながら繰り返し繰り返し行う事)


〇易経の教え4つ目:恒(こう)は徳の固

3つ目で、復(繰り返し行う事)

ところまで学びました。

履→謙→復の次の徳は、

恒(こう)になります。

易経32番 雷風恒(らいふうこう)

で表現されています。

ここで、復の繰り返しを

思い出してみてくださいね。

この繰り返しを永遠と続けていると、

いつのまにか自分の「身」になります。

その繰り返し行ってきた事が、

もう自分と化しているのです。

徳が固まるという事を教えてくれています。

ちょっとの期間くり返すこと。
繰り返し過ぎて、

それが当たり前になること。

その域までいくこと。

履(言い方や歩み方)

・謙(謙虚な姿勢)

・そして、復(繰り返し行う事)を永遠と続ける事。

永遠と続ける事、と聞くと、

頑張り屋さんの方などは耳が痛くなりそうですが……

そうではないのです。

言い方や歩み方・姿勢を繰り返し行う事を、

永遠と続ける事は、人格磨きのひとくくりです。

自然と意識するだけで、

磨かれ固まっていきます。

頑張って変わろうとするのではなく、

自然と意識すれば磨かれていき、

自分の身になる事を心に留めていてくださいね(^^)

さあ、易経の人生の徳 4つ目まで紹介しました。

次は5つ目の徳です!


〇易経の教え5つ目:損(そん)は徳の修

履→謙→復→恒で固まる。

この後はどうなるのでしょうか?

実は、次の徳は損(そん)です。

ここまで繰り返し行ってきて、

自分の身になったのに損?!

少し驚きの表現なのですが、

この易経で表現されている”損”は、

”損が修”になるという事になります。

自分にマイナスなことがあっても、

そこから修行、学ぶ事へ変換するという事。

という事。

学ぶ事へ意識すると、どうなるか……。

一件不幸と見える出来事が起きても、

一旦それを受け止めて、前へ進む力にする事です。

辛い出来事は、本当きついですし、落ち込みます。

立ち上がれないかもしれない……

と思う事もあります。

人間生きていますので、

色々な事も経験していくでしょう。

楽しい事、つらい事、悲しい事。

避ける事はできません。

ですが、その経験が色々あって

今があるのではないでしょうか。

今この人格磨きの文章を読みながら、

新たな道を考えている方もいるでしょう。

もう皆さん十分に、自分の人生で経験を糧にして、

自分の人生の光となるように、

損を修に自然と変えてきたのではないでしょうか。

まずは、今生きている自分の生き方を

たくさん認めてくださいね(^^)

それから人格磨きが気になった方は、

ぜひ易経をベースに
参考にしていただければ幸いです。

 

話を戻しますが……

損は、自分の力をいかに信じる

自分の人生の糧にするか……

などがポイントかと思います。

ここで、バスケット界の神様と
称されるマイケルジョーダンの言葉をご紹介します。

成功を学ぶためには、

まず失敗を学ばねばならない。

シカゴ・ブルズを6度の優勝に導き、
5度の年間MVP、6度のNBAファイナルMVP
受賞しているバスケット界の伝説ですね。

この彼の言葉、「失敗を経験」とした
最もシンプルな言葉であり、
響く物もとても大きい。

損を修にする事をとても分かりやすく感じます!

 

以下易経①~⑤のまとめです。

●易経①~⑤の徳のまとめ●

 

①履で言い方や歩み方を知り、

で謙虚な姿勢で立ち位置を再確認し

 

③復で、毎回新たな気持ちで繰り返す事を知り、

で自分の身になる事を知りました。

 

そして、

で一件マイナスな事でも

プラスへ運ぶ自分の底力を出す。

春の人格磨きシリーズの②までお送りしました。

この易経での①~⑤の徳は、
何千年も前の賢者様たちによって作られました。

この一見古い歴史ある易経をひも解くと、

人間の人格の本質は昔から変わっていない
という事も感じられます。

大事な事はシンプルなのですね。

ぜひピンときた方は、参考にしてくださいましたら,幸いです♡

 

Acco

 

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