コロナの際、易を通して
緊急メッセージとして
配信させていただいてました。
こちらの記事、大変好評
いただいておりまして、
これを期に易占いに興味を
持った方も多かったようです。
「易(えき)」とは、
古代中国から伝わる森羅万象を
基盤とした「易経」(えききょう)。
書物としての歴史は大変古く、
エジプトのパピルス文書と
肩を並べる東洋最古の書物です。
引きが強く、表面上では見えない
心の奥の更に深い部分まで
見据えているかのような
心の奥を映しだし、真理を
突く占いの一つです。
さあ6月過ぎて7月。
下半期突入しました。
易の下半期に対するメッセージは
「雷風恒」(らいふうこう)
と
「沢火革」(たくかかく)
です。
最初のスタートは
「雷風恒」から
ご紹介していきます。
易はこの教えを使って
私たちにどのようなメッセージを
送ってくれているのでしょうか?
どんな時代を
教えてくれているのでしょうか?
変化を受け入れなさい。
自然に倣うように、時事刻々と。
易の最初のメッセージは
雷風恒でした。
激しい言葉に見えそうですが
今回の雷風恒の「恒」が
今年下半期からの
ポイントになるようです。
「恒」は恒久の恒。
長く変わらないことです。
朝になれば太陽が登り夕べには没します。
毎日同じことの繰り返しです。
これは変易と言って易の基本。
森羅万象、すべてひと時たりとも
変化しないものはないという事。
「今日」とか、「明日」
1週間過ぎて、1ヶ月過ぎて
春が来て、夏が来て、
秋が来て、冬がきます。
ずっと繰り返すと
1年過ぎて循環してますよね。
それを「恒」と言って
同じ毎日にいるようでも
時事刻々と変化している。
実は「緩やかな変化」が起きている。
つまり、1日1日で見れば
変化無いように見えるが
実は朝になり夜になり
1日が過ぎて
春夏秋冬という季節は4つ得て
自然は循環・変化しています。
自然の流れも変化しているように
自然の一部である私たちも
変化しているのですよ。ということを
説いてくれているのです。
これこそが、基本的な法則。
変易・不易の法則です。
「変易」とは森羅万象、
すべてひと時たりとも
変化しないものはない。
「不易」とは
変化には必ず一定の
不変の法則性がある。
変化することこそ、自然の法則。
今日と明日だって
実は緩やかに変化している。
大きく変化していなくても
目に見えるような変化は無くても
確実に微細に振動し、細胞レベルで
変化をしている。
同じ日は、来ないのです。
この当たり前のようで、小さな事に
易はなぜメッセージを送ってくれたのか?
それはそもそも人というのは
永続するためには、変化しないと
生き残れないということを
知っているからなのです。
自然も変化し、時代も変化している。
我々人間が変わらないで良い
ということがあろうか?
私たちも日々変化していく
ことが大事なのです。
でも、そんな事言われても
去年に比べてたくさん失敗したし、
成長した気配なんてしません!
逆に衰退している気がします!
と言いたくなったそこのあなた。
大丈夫です。
去年の自分に比べて
今の自分って成長していない?
失敗もしながら進んでいます。
このような雷風恒であれば
「恒」である、と言っています。
「失敗」や「止まる」も
変化のうちなのです。
大きな視点、易目線、宇宙目線で
言えばまるっと計画通り。
確実にあなたが前へ進むための
変化に伴う痛みを味わっているから。
易はそれを分かっています。
天地万物が全て教えてくれるように
時事刻々と変化している事。
世界レベルから見ても変革が起きており
SDGsと言う(Sustainable Development Goals)
が立てられました。
SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、
国連加盟193か国が2016年から
2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。
17の大きな目標と、それらを達成するための
具体的な169のターゲットで構成されていますが
必ず、世界中で変わっていきましょうと
変革を促す計画なのです。
少しずつ、未来への布石が
こうやって繋がっていくのですね。
普段の行いはいずれ大きな変化へ。
会社も個人も全て同じことが言える。
自然の一部である私達も
時事刻々と微細に
変化していることを知ること。
この雷風恒のテーマを
モデルにして、
企業経営や個人の状態にしても
心のあり方や人間関係、
そして親子の問題までも
全て同じことが言えます。
それは
恒であれば、通る(うまくいく)
ということ。
この「恒であれば」
と言う意味は
平時(平常の時。ふだんの時)
にどう過ごしているか
が濃く関わっています。
その過ごし方のヒントになるものが
「日新(ひあらた)に過ごす事」です。
日新、聞いた事ある方も
いらっしゃるかもしれません。
実際にこの言葉の意味に感動して
会社が作られたほど、有名な古典が
ありますのでご紹介します。
中国の古典である四書の一つ
「大学」に記された、
殷王朝(紀元前17~11世紀)の
創始者である湯王が使っていた
洗面器の銘文にあります。
名高い聖天子であった湯王は、
毎朝使う洗面器に
「苟に日に新にせば、
日日に新に。又日に新なり」と刻み、
自らを戒めました。
これは、1日自分を新しくすることに
努力した後は、次の1日1日も
新たにし、さらに毎日新たにしていく。
「少しでも新しくしようとする努力を
途切れなく続けなくてはいけない」
という意味が込められています。
雷風恒と言うのは、
日々の変化は大きな変化に
繋がっている、と言う事でしたね。
この小さな変化を、企業も個人も
継続していこう、と言うことを
教えてくれているのです。
自然に則した「日新」であれば
個人も健康的な企業である。
雷風恒の恒も日新も、全く一緒です。
コロナに負けないくらい健康で
腸内フローラが活性化されている状態。
企業で言えば、毎日毎日の小さな1日を
大切に、変化を望みながら
経営している状態で人気継続
出来ている状態。
この恒を「経営者」が大切にしていくと、
何が起こるかと言うと
まず、経営者自体が健康的です。
心身ともに成長していくことを
大切にしているので、従業員へ
そう接していきます。そうすると
従業員も健康的です。
そして恒に循環し合って
お互いが成長していき
変化をしながら企業も成長
していくことができるのです。
日々の思いや過ごし方で
企業全体の経営が右肩上がりか
関わってくるわけですね。
変化あるからこそ、成長でき
変化あるからこそ、人気企業を
続けられている。
変化があると言う事は
物事が安泰な時、勢いが今良くても
その勢いは時事刻々と傾いていきます。
その部分を忘れないでください。
忘れなければ、急激に傾かないと
易は教えてくれています。
もう易でも断言しているのですが
上手くいっていても、
必ず下がる時が来ます。
これこそが変化の法則なのですね。
これはどうする事もできません。
でも、その時が来ても
易では、雷風恒を見直し、
毎日、時事刻々の生活を送っていれば
経営をしていれば大丈夫。
と断言しています。
なぜなら、傾いた時に
「自力」がついているからです。
日新の気持ちで取り組む事。
個人も経営者もその恒を忘れなければ
いざ、落ちても次へ行くための
変化への準備ができているのです。
つまり、上手くいっている時
何も無い時に、現象に振り回されず
コツコツと1日1日を大切に
過ごしてきたのですね。
慢心してはいけないと言う事ですが
人間はそんな感情が
出てくる時もあります。
人間ってこの幸せが
ずーっと続くと思い込む生き物です。
(思い込みとしてはOKですが
ここでは努力もせず
慢心な気持ちに近いものです)
そんな慢心な気持ちがあると
マンネリ化していると感じて
安泰しているから
刺激が欲しくなります。
突然、ものすごい新しいことを
起こしたくなる。
例えば浮気ですね笑✨
雷風恒は熟年夫婦で
よく例えられる卦なのですが
この話をすると納得される方が
非常に多いです笑
平時の時に(上手く言っている時)
に自分がどう相手に
接してきたかにより、
大きな変化の時のダメージが
全く違ってきます。
企業は従業員と経営者で
一緒に育っていくものです。
そして夫婦も育っていくものです。
子供がいるから親になれるのですね。
成長できる相手だからこそ
お互いを大切にできる。
そんな風に何気ない毎日を過ごしながら、
時事刻々と変化していくことができる
と思えれば良いのですが・・・笑
自分の損得ばかり考えて
家族や従業員などに
普段ぞんざいに接していると
いざ、大きな変化の波がきた時に
誰も手を差し伸べてくれないし
助けてくれないでしょう。
ダメージを分かち合うどころか
捨てられて、金の切れ目は縁の切れ目
とでも言うように見切りつけられます。
人間間関係は信頼関係などが
効力を発揮するのは
平時の時にどんな接し方を
していたか、コツコツと
育てて来たものであるかどうか?
ここがポイントです。
大きな変化に伴う痛みがあっても
信用、信頼として発揮され、
必ず助けになります。
平時に置いて、普段人に対する
接し方はかなり見られています。
例えば下請けの会社が
平時の時に親会社に大切に
されていたとしたら
絶対に信頼関係を維持しようとして
サポートに入ります。
反対にぞんざいな扱いを
普段されていたら
どうやって逃げ出すことができるか
単に鞍替えができないかと
必死に考えています。
いかに個人でも経営者でも
相手と心を通わせていたかどうか。
これが、変化の時に関わってきます。
普段の1日をどう過ごしているかな?
と感じてみましょう。
コロナから始まった
私たちの変化とは
今回のコロナでは
私達の環境が大きく変化しました。
仕事、健康、などなど
大きな災害は、時代が改まる
大きなきっかけになると
伝えてくれています。
コロナがきっかけで大きな
変化の波が起きており、
コロナはきっかけに過ぎないと言う事です。
噂では陰謀論あるが
易からすればどちらでも
いいのです。
変化を伴いますから
新しいウイルスは出てくるし
これからそのような動きが
あるかもしれません。
まだまだ分からない事ばかりで
こうして見ても、私達は
世の中の半分は見えていません。
メッセージを読み解くことはできるけど
地球上の人がどれだけ
その微細なメッセージを読み解けて
いることでしょうか。
だからこそ、こうして
易を通じて発信しています。
見えるものは、見えないものを
気づかせてくれる存在です。
このコロナで学び、
次へ活かすことが変化です。
そして私達の仕事の変化も
それぞれも。
雷風恒のまとめ
・日ごろの行いが大事で
日頃を大切に毎日変化を望みながら過ごしていれば、
急な変化(下降期など)にも対応できる。
・マンネリ化すると刺激が欲しくなり
ハメを外すと天罰が下る。
熟年夫婦の様子が描かれている卦。
・日々の積み重ねが春夏秋冬を作っていくように
小さな変化はやがて
大きな変化に繋がっている。
この生き方は自然に調和している。
・コロナはただのきっかけにしか過ぎない。
これまでの行いがこの大変化の時に
どう力を発揮されるかが試されている。
・人間は失敗しながら成長する。
親は子に育てられ、
経営者は従業員に育てられ、
先生は生徒に育てられる。
その循環こそ、変化であり恒。
次回は
次回はもう一つのメッセージ
「沢火革 たくかかく」です。
緩やかな変化ではなく、
劇的な変化、革命の時。です。
楽しみにしていてくださいね♪